もちさんぽ

ノスタルジックな文化の薫りが漂う街

かつては西の鎌倉・東の荻窪と称され、文人や音楽家も多く暮らした荻窪。
現在はレトロな雰囲気の商店街やグルメの名店も揃う、老若男女に人気のエリアとなっています。
もちさんぽ第4回は、都心から好アクセスで、文化の薫りとオリジナリティーに溢れたスポットをご紹介します。

第四回 荻窪エリア 東京都杉並区
お散歩スポット1 医療法人財団 荻窪病院
高度な医療が必要な場合を対象とした急性期病院で、2次救急医療機関として救急医療にも貢献する荻窪病院
西荻窪駅からは無料のシャトルバスが定期運行
ジョギング部のユニフォームを拝見し、興味津々
開放的な7階のレストランからは、晴れると富士山まで見渡せるそう

落ち着きと利便性を備えた荻窪エリア
閑静な住宅街にある、地域の中核病院

24の診療科、8つのセンターを持つ荻窪病院は、より精密な検査や高度な医療を提供する急性期病院で、2次救急医療機関として救急医療に貢献しています。荻窪をはじめとした周辺エリアの患者さんが多く通われていますが、専門外来もあるので、遠方から通う患者さんも。そんな専門外来のなかでも特徴があるのが「心臓血管センター」。ここでは、心臓や血管の疾患に対し、内科的アプローチ(投薬やカテーテル治療=循環器内科)、外科的アプローチ(手術=心臓血管外科)を行っており、24時間365日救急対応が可能。「都内に13ヵ所しかない『急性大動脈スーパーネットワーク緊急大動脈重点病院』なので、大動脈解離など一刻を争う救急患者さんが運ばれてきます」と倉澤看護部長。

また、荻窪病院は、不妊治療での体外受精で早くから取り組んでおり、「日本では4番目に成功しているんですよ」と岩村事務部長。荻窪駅近くには不妊治療専門の「虹クリニック」を開業し、働きながらでも通いやすい環境を整えている他、産科病棟と婦人科病棟を分けることで、出産と治療を分け、患者さんの気持ちに配慮している点も特徴です。倉澤看護部長は「3代続けて荻窪病院で生まれたという地域住民も多いんですよ」とニッコリ。

さらに、病院目の前にある桃井原っぱ公園のフェスに参加したり、院内でコンサートを開催(年2回)したりと、地域や患者さんとの結びつきを大切にしている荻窪病院。コンサートでは、プロのサックス奏者やピアニストがボランティアで演奏しており、「ふるさと」や「上を向いて歩こう」などの楽曲を、みんなで一緒に歌うこともあるそうです。これに持田さんは、「わぁ〜、それはステキですね。歌ったり笑ったり話したり…、やっぱり声を出すのって健康にいいですよね。すごく元気になると思います」と興味津々。倉澤看護部長も「そうですね。声を出すのはとっても大事なことなんですよ。楽しんでいただけていると思います」と応えます。

そして、ヨガ・釣り・ボルタリング・ジョギングなど、職員が、所属する部署の垣根を越えて参加できるというさまざまなクラブ活動についても紹介。「山岳部は部の旗を作ってモチベーションを上げたり、ジョギング部はお揃いのユニフォームで駅伝大会に出たり。こういった活動は、普段、仕事上で接する機会がない人たちとも繋がることができますし、コミュニケーションも広がります」と岩村事務部長。

持田さんは、「結束力に繋がりますし、体を動かすこと自体、すごくいいことですもんね。私は2014年にホノルルマラソンに出たことがあるんですけど、走るのは好きです!」と笑顔を見せ、フルマラソンを3時間10分で走ったという岩村事務部長の話を聞いて、「え〜!すごい!」と目を丸くしていました。

その後、お二人から荻窪・西荻窪エリアの魅力や名所・名店を教えていただき、今回は喫茶店、陶芸工房、老舗ラーメン店をチョイス。もちさんぽ、第4回目のスタートです。

駅周辺の隠れた名所を体験してみたい
お散歩スポット2 物豆奇
ユニークな雰囲気を醸し出す外観が目を引く喫茶店。「物豆奇」と書いて「ものずき」と読むそう
挽きたてのコーヒー豆特有の香ばしい香りが店内に漂います
名は体を表す、摩訶不思議な空間
運ばれてきたコーヒーを一口、ホッとする瞬間
ブレンドコーヒーとシフォンケーキ750円(税込)

ムードあるアイテムが並ぶ
奇妙な名前の喫茶店

西荻窪駅北口を出て、大通り沿いを5分ほど歩いたところにある喫茶店「物豆奇(ものずき)」。現在の店主が知人から引き継いだというこちらのお店は、和洋折衷の内装と、ムードある多数のアイテムが散りばめられ、不思議な魅力に溢れています。

アンティークのランプの他、扇風機や電話、蓄音機や時計などさまざまなアイテムが所狭しと並ぶ店内を見て、「昔の職人さんが作ったアイテムやレトロな空間は好きですね。ところで、ここの時計の時間は全部合っているのかな?」と持田さんはキョロキョロ。

そして、店内で提供される数種類のコーヒーや、日替りケーキからメニューをオーダー。「今日は何のケーキが食べられるんだろう?」と待つ持田さんの前に、紅茶味のシフォンケーキが運ばれてきました。

実はこの日替わりケーキ、店主の妹さんとお知り合いが作っているのだとか。持田さんは「昔はご飯より甘いもの!というときがあったんですよ。ホールのケーキを食べていたこともありました(笑)」と、ケーキの思い出話で、お茶目な顔をのぞかせます。

持田さんは、喫茶店にふらりと立ち寄ることも多いそう。「特に昔からあるような雰囲気のお店は気になります。お天気の良い日にお散歩していて、いいなと感じるお店があったら入ります。ホットコーヒーを飲むと落ち着きますよね」。

「自分で豆を挽いて淹れるという作業も好きですけれど、喫茶店で出されるコーヒーの温度も好きで、熱々を飲むと、『さすがプロ!』と感動してしまいます」と、持田さんはカップを片手に喫茶店への熱い想いを語ってくれました。

散歩中に出会ったらふらりと立ち寄りたい喫茶店でした
お散歩スポット3 アトリエすゞ途
静かで落ち着いた住宅街の一角に、誰もが楽しく土と触れ合える空間が用意されていました
数々の可愛らしい展示品は購入可能なものも
親切でわかりやすい指導の元、短時間でみるみる上達していく持田さん
とっても気さくなオーナーの矢島さん
お皿がろくろから切り離される、緊張の一瞬
渾身の一作。焼き上がりが楽しみです

土の手触りと手作りを楽しむ
ギャラリーも併設する陶芸教室

陶芸の工房兼教室でありながら、ギャラリーも併設する「アトリエすゞ途」。オーナーの矢島美途さんの作品や、知り合いのアーティストの作品、また写真家・荒木経惟さんが書いたという屋号の書や、手作りの“土偶”も展示され、アーティスティックなムードが漂います。ギャラリーに足を踏み入れた持田さんは土偶を見るやいなや「わぁ、かわいい〜」。

さらに、「アトリエすゞ途」は、100店舗以上が参加するという西荻窪エリアの“まち歩きイベント”「チャサンポー -茶散歩-」(6月2日・3日に実施/参加店の軒先でフリーでお茶が飲める)にも参加予定だということで、“茶散歩用”に作ったネックストラップ付きの器も並べ、販売しています。

ちなみに現在は、矢島さんの出身地である長野県伊那市のグッズを集積し、ギャラリーに展示中。同市の作家の陶芸品やデザイナーのファッションアイテムをズラリと展開しています。

これらの陶芸品を見て、「自分で作ったお皿っていいですよね」と話す持田さん。そこで今回は、以前から興味を持たれているという陶芸を体験することになりました。(今回は特別にろくろを使用)

まずは土選びから。持田さんが「どんな土を扱っているんですか?」と質問すると、「白土と赤土です。白い土は鉄分を抜いてあるものなんですけど、最終的に同じ釉薬をかけて仕上げても、赤と白では、まったく異なる出来栄えになるんですよ」と矢島さん。緑色の織部釉をかけた白土バージョンのお皿と、赤土バージョンのお皿を見て、持田さんは「全然違う色になるんですね〜。私は何色で何を作ろうかな?薄めの白いお皿がほしいかも?」と目を輝かせました。

ろくろの前での座り方や、小道具の使い方を習い、いざチャレンジ!「土をすくい上げるような手つきで」「次は押し出す感じで」と矢島さんからアドバイスを受けながら、土と対峙する持田さん。すると、さすがのセンスでどんどん工程は進んでいき、キレイなお皿がみるみる内に形作られていきます。

最後は切り糸を使ってろくろから切り離す作業。この緊張の一瞬、持田さんは「あぁ〜怖い!なぜか小指が立っちゃう(笑)」とテレ笑いを浮かべながら、勢いよく“斜め切り”しました。「侍みたいなポーズになっちゃった(笑)」と持田さん。

作り上げたお皿を見つめ、「嬉しい〜!お手本を見ていると簡単そうに見えるけど、実際は強い力もいるし、この感覚に慣れないと難しいなとは思いますが、本当に嬉しいです」と満面の笑み。「焼き上がったら何をのせようかな?」と、早くもお皿の使い方に想いを巡らせている持田さんでした。

時間が過ぎるのを忘れたろくろ体験お気に入りのお皿に何をのせよう?
お散歩スポット4 荻窪中華そば 春木屋
荻窪駅前の商店街を進んでいくと、昭和24年創業、荻窪中華そばの元祖・春木屋の暖簾がお出迎え
麺は季節によって太さや、小麦粉・水の量を調整しているそう
店主の今村さんに、春木屋の人気の秘密を伺いました
作り手の思いを随所に感じさせる中華そばは、まさに絶品
中華そば 850円(税込)

約70年、多くのファンから愛されてきた
名店「荻窪中華そば 春木屋」

戦後間もない昭和24年に創業した「荻窪中華そば 春木屋」。屋台から始まり、先代と歩んできた約70年、多くのお客さんから評価を受け続けてきました。著名な映画監督や作家たちにも愛されてきたそうです。

いまでも行列が絶えず、老若男女さまざまな層が訪れる同店。店主の今村幸一さんは「ここまで長くやってるお店は少ないですね。後継者がいないと難しいですから」と、長く継続することの難しさを語ります。

人気No.1は「わんたん麺」。さらに、しょうゆ味のシンプルな「中華そば」や「ちゃーしゅー麺」、豪華な「ちゃーしゅーわんたん麺」や「つけ麺」(※荻窪本店では期間限定メニュー)を展開。「しょうゆ味はみなさんに好まれる味ですね」と今村さんが話すと、持田さんも「私も『中華そば』ください!」とご注文。

「春木屋」の中華そばは、“味の幹”を守りながら、変化し続ける客の味覚や味の好みに対応して進化してきたそう。その日の天気や気候、湿度に合わせて、麺の水と小麦粉の量を調整し、季節によって麺の太さも変えているのだといいます。「それほどわからないとは思いますが、夏場は少し細くしたり」と今村さんが話すと、「へぇ〜!食べやすくしてくださっているんですね。すごいです。麺も自家製なんですね」と持田さん。

スープは旨味と香りの詰まった和の風味。煮干しと数種類の野菜、豚ガラと鶏ガラをふんだんに用いて煮込んだ出汁で、香り豊かなオリジナルブレンドのかえし(醤油だれ)をひとさし入れているそう。今村さんが「スープはサッパリしているんですが、ひと口食べると『後引く味』だと皆さんにいわれます」とアピールすると、持田さんも納得の様子。一口目で「ふぁ〜、おいしいなぁ〜」と発した後は、どんぶりが空になるまで夢中でお箸を進めていました。

伝統の上に築かれる革新春木屋さんの姿勢に学びました
荻窪はちょっと前に友人とご飯を食べにきて以来でしたが、ゆっくりお散歩したのは初めてでした。なんだか、街が一体となって「心地」を作り出してくれているような温かさがありましたね。皆さん明るくてとっても陽気でした。また遊びに行きたいと思います。

※メニューの価格、品揃えなどは予告無く改定する場合がございます。

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